【海外生活記】ドイツ生活に必要な生活費は?最新の物価状況は?ドイツでの1年間の生活費を公開します! 〜ケルン在住日本人ブログ

マネーハック・マネー関連

ドイツ・ケルン(Köln)在住の日本人夫婦が、2023年の1年間に支出したドイツでの生活費や旅行費を公開します。

はじめに

ドイツはヨーロッパの中でもロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰の影響をもろに受けており、日本を遥かに超える勢いで電気代や衣服・食料品価格が高騰しています。

また、2023年11月には1ユーロが164円台をつけ、2024年6月には172円を突破し史上最高値を更新するなど、為替もこれまでの常識的な水準から大きく変動しました。

このような中で、2023年の世帯ベースの支出をユーロ建てと円建てで算出してみたため、ドイツでの生活費の目安として参考にしていただければ幸いです。

前提:家族構成とライフスタイル

私たちの現在の家族構成は夫婦2人で、共働きをしているのでいわゆるDINKs(Double Income No Kids)に該当します。ペットも現在はおりません(日本ではカメを飼っていました笑)。

日本にいた頃は同じ職場の同僚だったため収入は同程度で生活費を均等に負担していましたが、夫の国際機関への転職を機に私(妻)も在ドイツの日系企業に転職し、共働きながら現在は収入に2〜3倍の開きがある状態です。

*** ドイツでの収入の目安に関しては次の記事をぜひご覧ください ***

日本で共働きをしていた頃から外注に頼ることなく2人で家事を分担していましたが、特にワークライフバランスが良いドイツに来てからは平日も仕事を定時で終えられるため、朝食と夕食に関してはほぼ100%自炊をしています。

また、日常生活においては、2人ともこれといった趣味や推しはなく、強いて言えば夫がサッカーが好きで、たまに試合を観戦しに行ったり、同僚とプレーをするために週一でサッカーコートを借りているくらいです。

一方で、夫は仕事に必要な英語とフランス語について、現在もオンラインの個人レッスンを週一で受講しており、自己投資にそれなりの費用がかかっています。

また、夫は大の旅行好きで、「せっかくだからドイツにいる間かつ子どもがいない間にヨーロッパやアフリカをたくさん旅行したい」という夫の希望を極力叶えるべく、2ヶ月に一度のペースで2人で旅行に行っています。また旅行に関しては節約をあまり意識せず、移動手段やホテルのランクもやや高めに設定しています。したがって、旅行費は平均値よりもかなり高めになっていると思いますが、その点は考慮いただければ幸いです。

ちなみに自家用車は保有していないため、移動は基本的に公共交通機関を利用しています。

年間・月間ベースの支出総額

いきなり結論ですが、2023年1年間の支出総額は €57,600(864万円)でした。

費目別内訳は次の表のとおりです。費目は(あくまでも私たちの価値観ベースですが)生活に必須のものから順に並べています。また、費目の分類基準が一般的なものと異なっている可能性がありますが、その点はご了承ください。

なお、円建ての金額については、2023年の為替レートが主に¥140〜160/€で変動していたため、今回は全て¥150/€で換算して算出しています(三菱UFJリサーチ&コンサルティング TTS/TTB Year-end & Yearly Average TTS/TTB for 2023によると2023年の年間平均 TTBは¥150.50/€でした)。


年間ベース支出金額(2023年)

費目支出額(ユーロ建て)支出額(円建て)割合
1. 住居費€18,108¥2,716,20031.4%
2. 食費€6,900¥1,035,00012.0%
3. 日用品費€1,224¥183,6002.1%
4. 通信費€1,092¥163,8001.9%
5. 光熱費€3,492¥523,8006.1%
6. 交通費€1,320¥198,0002.3%
7. 医療費€984¥147,6001.7%
8. 教育費€2,640¥396,0004.6%
9. 交際費€1,224¥183,6002.1%
10. 被服・美容費€2,448¥367,2004.3%
11. 旅行費€15,600¥2,340,00027.1%
12. その他娯楽費€2,568¥385,2004.5%
年間合計€57,600¥8,640,000100.0%
(※)可能な限り実績値に近い数値を記載していますが、整数値となるよう数値を調整している場合があります。また、端数処理の関係で割合の合計が100.00%になっていない点はご了承ください。


これを単純に12で割って月間ベースに変換したのが次の表です。月間の支出平均額は €4,800(約72万円)でした。


月間ベース支出金額(2023年)

費目支出額(ユーロ建て)支出額(円建て)割合
1. 住居費€1,509¥226,35031.4%
2. 食費€575¥86,25012.0%
3. 日用品費€102¥15,3002.1%
4. 通信費€91¥13,6501.9%
5. 光熱費€291¥43,6506.1%
6. 交通費€110¥16,5002.3%
7. 医療費€82¥12,3001.7%
8. 教育費€220¥33,0004.6%
9. 交際費€102¥15,3002.1%
10. 被服・美容費€204¥30,6004.3%
11. 旅行費€1,300¥195,00027.1%
12. その他娯楽費€214¥32,1004.5%
月間合計4,800¥720,000100.0%
(※)可能な限り実績値に近い数値を記載していますが、整数値となるよう数値を調整している場合があります。また、端数処理の関係で割合の合計が100.00%になっていない点はご了承ください。

費目別支出の詳細

以降、費目別に支出の詳細を記載していきます。費目の分類基準もここでご確認ください。

住居費

住居費には、家賃、共益費に加えて個人賠償責任保険を含めています。

家賃:€1,400 (月額)
ケルンはミュンヘンやフランクフルトに比較すると家賃相場は低めです。しかし、現在の私たちの物件は駅近かつ家具・家電付きのため、やや高めとなっています。ただ、電車が予定通り来ないドイツにおいては、自宅の窓から電光掲示板(次の電車が何分後に到着するかの表示)が見えることはメリットが大変大きいです。また、ドイツでは基本キッチンを自分たちで設置する必要がありますが、あらかじめキッチンや食洗機、冷蔵庫などが設置されていることに加え、鍋や食器類、掃除機、ベッド、ドライヤーなども全部付いていたため、初期費用はほとんどかからずに済みました。ちなみに家賃は最初に契約した時から幸いにも上がっていません。

共益費:€100 (月額)※ガス代・水道代を除く
ドイツでも一般的に家賃に加えて共益費を払う必要がありますが、ドイツの共益費にはガス代(暖房用)と水道代も含まれているのが一般的です。共益費として実際に支払っているのは月額€255ですが、今回はそのうちの約6割の€155を水道代・ガス代として【5. 光熱費】に含めています。共益費の内訳としては他に固定資産税、共有スペースの清掃費用、ゴミ処理費用等が含まれています。家賃同様、今のところ値上がりはしていません。

個人賠償責任保険の保険料:€9 (月額)
ドイツでは個人賠償責任保険にほぼ全員が加入しており、加入が必須と言われる保険の1つです。補償の対象に自宅の鍵の紛失や水漏れ対応が含まれているため、ここでは住居費として整理しています。

*** ドイツでの家探しに関しては次の記事をぜひご参照ください ***

食費

食費には、日常的な食材の購入費用や外食費用を計上しています。旅行中の食事代については全て【11. 旅行費】に含めています。

食材の購入費用:€420 (月平均)
冒頭にも記載した通り、朝食と夕食はほぼ100%自炊しており、お惣菜などを購入することもありません。じゃがいも、にんじんなどの野菜や、ヨーグルト、お肉などについては日本と同じようなものが地元のスーパーで容易に手に入り、値段も少し高い程度で済みます。私たちが普段利用しているのは近所のREWEという大手スーパーですが、ディスカウントストアを利用すればもう少し費用を抑えることができるかもしれません。また、私たちは日本食ばかり作っているので、ドイツ人家庭の自炊費用よりはだいぶ割高になっていると思われます。みりんや醤油などの日本固有の調味料や、納豆や豆腐などの食材については、日本の値段の3倍はします(日本のお菓子の値段もちょうど3倍くらいです、、)。日本食を作るにはそれらの調味料や食材が必須なため、ケルンやデュッセルドルフ(Düsseldorf)のアジアスーパーに月に一度買い出しに行っています。お米については日系の配達サービスを利用していますが、当然日本で購入するよりだいぶ割高です。食材の価格はここ2、3年で確実に上がっていっています。

外食費用:€155 (月平均)
昼食に関しても私は原則自炊のお弁当を持参していますが、夫は週2回出社する時だけ外食しています。ランチ代は1回あたり€10〜15です。また、街に出かけた際にカフェ(2人で€8〜20)に入ったり有料トイレ(1人€0.5〜1.0)を利用することもあるのでそれらも含んでいます。夕食を外で食べる場合は2人で€40〜80かかりますが、記念日などに限定して年10回以内に抑えています。食材やエネルギー価格の高騰で、外食費用もここ2、3年で確実に上がっていっていることを実感しています。

日用品費

日用品費には、ドラッグストアで購入する生活用品や台所用品、掃除用品を計上しています。日本で事前に購入したコンタクトレンズ代も含んでいます。

生活用品・台所用品・掃除用品費用:€95 (月平均)
日用品についてもdmというメジャーなドラッグストアを利用しており、REWEと共通のポイントカードを作ってポイントを貯めるようにしています。ドイツでは日用品の値段もやはり日本より高めですが、dmのプライベート商品はかなりお手頃価格となっています。品質もそこまで悪くありません。トイレットペーパーや食洗機用洗剤、シャンプーなど様々な日用品をdmにお世話になっています。日用品の価格は2、3年前から大きくは変わっていないように感じます。

コンタクトレンズ代:€7 (月平均)
夫が日本を発つ時に数年間分のコンタクトレンズをまとめ買いしたものを月額換算しています。眼鏡も日本で購入したものを使用していますが、日本を発つ数年前に購入したため今回は含めていません。

通信費

通信費には、公共放送受信料、スマホ通信費、Wi-fi代、VPN代を計上しています。Amazon プライムやNetflixなどの有料のサブスクサービスで現在利用しているものはありません。

公共放送受信料:€18 (月額)
日本でいうNHK受信料です。住民登録をするとその情報を元に請求書が自宅に届きます。たとえドイツのテレビを全く見なくても支払う義務があるようです。1世帯あたり月額17.98€とそれなりにします。

スマートフォン通信費:€23 (月額)
日本で購入したSIMフリーのスマホにドイツのプリペイドSIMを入れて利用しています。O2という会社と契約しており、利用料は夫が月3.5GBで€9.99、私が月6.0GBで€12.99を支払っています。なお、スマホやタブレット、PCの本体は日本で数年前に購入していたため、今回の支出には含めていません。

Wi-fi代:€42 (月平均)
自宅にあらかじめ設置されていたWi-fiの利用料です。夫が週3日在宅ワークのため、Wi-fiは必須となっています。7月までは月額€39.98でしたが、8月から€44.98に値上がりしました。

VPN代:€8 (月額)
外国からTVerで日本のテレビ番組を見るのに、NordVPNというアプリを利用しています。これがないと、例えばNetflixなどを契約していてもドイツ人向けのコンテンツしか見ることができません。最大6台の端末をつなぐことができ、利用料は年額13,000円程度です。

光熱費

光熱費には、電気代とガス・水道代を計上しています。

電気代:€136 (月平均)
電気代は、ロシアによるウクライナ侵攻でドイツが最も影響を受けている費目の1つです。毎月決まった料金を納めますが、予定よりも使用量が多かったり、単位あたりのエネルギー価格が高騰した場合に差額を追納する必要があります。逆に使用量が少なかったり、エネルギー価格が下がれば還付を受けることになります。2022年に比較して2023年は単位あたりエネルギー価格が大きく上がりましたが、2024年現在は少し下がったのでホッとしています。

ガス・水道代:€155 (月額)
【1. 住居費】で記載した通り、共益費の約6割をガス・水道代として計上しています。キッチンはIHコンロのため、ガスは専ら暖房ヒーターに使われています。電気代同様、実際の使用量をもとにあとで調整が入る仕組みとなっていますが、今のところ追納や還付の連絡が来たことはありません。

交通費

交通費には、通勤や日常生活にかかる交通費のみ計上しています。旅行中の交通費については全て【11. 旅行費】に含めています。

通勤定期券代:€110 (月平均)
ドイツでは通勤にかかる交通費は支給されないのが一般的です。日系企業であれば会社から交通費が支給されることもありますが、多くの場合は給与の手取りの中から交通費を支払う必要があります(ただし確定申告をすることで経費処理することが可能です)。4月まではケルン市内の乗り放題パスが月額€67でしたが、5月からは「Deutschland-Ticket」というドイツ全土の電車・バス(日本でいう新幹線や特急列車は対象外です)が乗り放題のパスが政府の支援で月額€49で購入できるため、交通費が浮いています。

その他日常生活における交通費:€0 (月平均)
通勤定期券あるいはDeutschland-Ticketがあるため、日常生活の移動はそれで足りています。自家用車は保有していないため、ガソリン代や駐車場代などの車両維持費もかかっていません。自転車は2台保有していますが、2台とも知り合いから無料で譲り受けました。

医療費

医療費には、病院での受診料・治療代のうち自己負担分、任意保険の保険料、サプリメント・薬代を計上しています。給与から源泉徴収される公的保険の保険料などは除いています。

受診料・治療代のうち自己負担分:€50 (月平均)
ドイツでは健康保険(基本的には公的保険、年収などの条件によってはプライベート保険)への加入義務があり、基本的な治療であれば、全ての受診料や治療代が保険でまかなわれます。ただし、保険の範囲を超える高度な治療については自己負担となります。そのような中で、ドイツで特に費用がかかるのが歯のクリーニング代や治療代です。虫歯などを治療する場合、まず専門的なクリーニングを受ける必要があり、€110〜260程度の自腹を切る必要があります。また歯の治療においても、より見栄えや質の良い詰め物などを選択すると、自己負担となります。私の印象としては、最低限の、最も質の悪い、その場しのぎの(長期的な視点が考慮されていない)治療法を選択した場合のみ保険でカバーされるようなイメージです。歯に関しては日本よりもドイツの方が技術レベルが進んでいるようで、特に歯周病などの予防に力が入れられており、年に1、2回は専門的なクリーニングを受けることが推奨されています。実際に夫も私も年に2回ずつクリーニングを受けました。また別途虫歯などの治療も行ったため、(次項の任意保険から還付された保険金を差し引いても)それなりの出費になっています。

任意保険の保険料:€22 (月平均)
ドイツでは、歯の高額な治療代の支払いに備え、追加で民間の歯の保険に入ることが推奨されています。私も2022年に高額な治療代を支払った経験から、2023年から民間の歯の保険に加入しました。クリーニング代や治療代の1割は自分で負担する必要がありますが、原則9割は保険会社より補填されます。年齢に応じて保険料は変わりますが、20〜30代であれば低額です。ちなみに加入時は月額€21.5だった保険料が、物価高の影響などで10月から€23.5に値上げされました。虫歯と診断されてからの加入だと保険金がおりないため、通院前に加入しておくことが重要です。

サプリメント・薬代:€10 (月平均)
2023年は私がコロナに罹患したこともあり、主にコロナの検査キットや喉の痛み止めなどを購入しました。また、ドイツでは冬季に日光量が大きく減少するため、ビタミンDを積極的に接種する必要がありますが、そのサプリメントの購入費用も含んでいます。

教育費

教育費には、語学の個人レッスン料や書籍・文具購入費用などを計上しています。

個人レッスン料:€185 (月平均)
夫が英語とフランス語の個人レッスンを受けており、費用はそれぞれオンラインレッスン1時間で€25〜35程度です。基本的に週一回のペースで受けていますが、旅行期間中はスキップするため、年間で€2,000強の出費となっています。

書籍・文具購入費用:€35 (月平均)
ドイツでは主にAmazonを利用して語学のテキストなどを通販購入しています。ドイツの本屋もとてもオシャレなのでよく行きますが、ドイツ語中心のため小説などを購入することはあまりありません。ペンやファイルなどの文具は、MUJI(無印良品)などの実店舗で購入しています。その他の参考書や小説などは、日本版のAmazon Kindleで購入し、電子版をタブレットで読むようにしています。

交際費

交際費には、友人や知人との交遊費、ギフト・お土産代、冠婚葬祭費用などを計上しています。

友人・知人との交遊費:€15 (月平均)
ドイツでは家族と過ごす時間を非常に大事にする風習があり、日本とは違って職場での半強制的な歓迎会や飲み会はほとんどありません。また、職場でクリスマスパーティーや送別会が開かれた場合でも、費用は会社持ちなことが多いです。ここでは友人・知人と平日夜や休日に外食などをした場合にかかった費用を計上しており、日常生活における職場の同僚とのランチ代は【2. 食費】の外食費用に含めています。

ギフト・お土産代:€42 (月平均)
家族や友人へのプレゼント代や、一時帰国した際のドイツでのお土産の購入費用などを計上しています。日本にいる家族や友人については、輸送費や関税がかかるためドイツから送ったことはなく、Amazon.jpや楽天市場などを利用して日本のギフトを贈っています。手紙や写真であれば、国際郵便で€3.7で1週間程度で届くので、何度か利用しました。また、2024年初めに日本に一時帰国する予定があったため、日本にいる家族や友人へのドイツからのお土産を買い集めた際の費用もここに計上しています。それ以外の、旅行中に自分たちや職場向けに購入したお土産代については全て【11. 旅行費】に計上しています。

冠婚葬祭費用:€45 (月平均)
日本にいる兄弟や友人の結婚や出産にかかる御祝儀などを計上しています。

被服・美容費

被服・美容費には、衣服やアクセサリー、化粧品、その他整髪料などの購入費用、美容院代を計上しています。

衣服・アクセサリーの購入費用:€76 (月平均)
ドイツでは衣服の値段も非常に高価です。例えば同じUNIQLOの商品でも、日本で購入する場合の倍近くの値段がします。特に、綿や麻などの素材の価格が高騰しているようで、衣類の価格は毎年上がっていっている印象があります。サイズもヨーロッパ人向けのもので、小柄な日本人向けのものはあまり無いので、衣類はなるべく日本で購入するようにしています。ただ、コートやニット帽、手袋などの防寒具は、現地に合ったものをドイツで購入しました。その他、靴やサンダル、ネックレスなど、2023年に新調したものの購入費用も計上しています。

化粧品・整髪料などの購入費用:€32 (月平均)
化粧品や整髪料は日本を発つ前に数年分を購入しており、そのうち2023年に使ったものの購入費用を含めています。足りなくなった化粧品等は先述のdmやRitualsなどのコスメストアで買い足していますが、日本との価格差はそこまで大きくないように感じます。

美容院代:€96 (月平均)
ドイツでの美容院代は、日本と比較すると1.5〜3倍します。夫が利用しているのは現地人向けの美容院なのでメンズカットで€35〜40程度ですが、日本人に切ってもらいたいとなると、€45〜55程度かかります。カットだけであれば現地の美容院でも特に問題ないと思いますが、カラーやトリートメント、縮毛矯正をかけるとなると、やはり日本人の美容師さんに日本人の髪に合った薬剤で施術してもらった方が良さそうです。私は定期的にトリートメントやパーマ、縮毛矯正などをかけるので、美容院代は1回あたり€200〜250かかっています。現在はネイルサロンやまつ毛サロンなどは利用していません。

旅行費

旅行費には、旅行にかかる費用全般を計上しています。旅行により追加で生じる交通費や宿泊費、旅行期間中の食事・カフェ代に加え、旅行先で購入するお土産代も計上しています。

2023年は、スイス、フィンランド、イギリス、スペイン、ベルギーに加え、ドイツ国内のハノーファー(Hannover)、エッセン(Essen)、モンシャウ(Monschau)、ミュンヘン(München)に行きました。各旅行については個別の記事でご紹介しているものもありますが、エッセン以外は1〜5泊していますし、移動には飛行機やICE(日本でいう新幹線)を積極的に利用しているため、相応の費用がかかっています。ICEを使わずに鈍行列車を使ったり、自家用車で行ったりすれば、もう少し費用を抑えることができるかもしれません。また、ドイツ国内も国外もホテルの宿泊費がかなり高いので、宿泊日数を減らすことや日帰りで行ける場所を選択することが一番の節約につながると思われます。

*** 各旅行の観光スポットや費用に関しては次の記事をぜひご覧ください ***

その他娯楽費

その他娯楽費には、上記の費目に計上していないエンタメ系の費用をまとめて計上しています。

2023年にはローラースケート(€80〜200/個)やゲームソフト(€60〜70/個)、ジグソーパズル(€20〜50/個)などをいくつか購入しました。週末にプール(€20〜25/人)などのレジャー施設や映画館(€18/人)に行った際の費用なども計上しています。また、日本の漫画も電子版を定期的に購読しているので、そういった費用諸々を含めています。

おわりに

今回は1年間にかかる世帯ベースの支出をはじめて把握してみましたが、私たちの予想を大きく超えた金額を消費していることがわかり、結果を知って自分たちでも驚いています、、。物価高の影響は大きいものの、旅行と食料品、光熱費に想像以上に費用がかかっていることが明らかになりました。

今後もいつまでドイツに残れるかわからないため、旅行のペースや質を落とすことはあまり考えていませんが、これを機に普段の支出に無駄がないか、改めて見直せたらと思います。

一方で、そもそも日本とは物価が根本的に異なるため、日本円に換算して把握すること自体にあまり意味がないようにも思えます。

将来に向けて子どもの教育費や老後資金をしっかり準備していきたいので、節約を心がける一方で、2024年はより一層収入UPのための自己投資やドイツでの資産運用に挑戦していければと考えています。

*** ドイツでの資産運用に関しては次の記事をぜひご参照ください ***

コメント

タイトルとURLをコピーしました