【海外旅行記】イギリス・ロンドン(London) 2024 〜ケルン在住日本人ブログ

イギリス旅行記

ドイツ・ケルン(Köln)在住の日本人夫婦が、舞台『千と千尋の神隠し(Spirited Away)』を観覧するために2024年5月下旬にイギリスのロンドン(London)を訪問した旅の記録です。

はじめに

イギリス・ロンドンは証券アナリスト試験を受験するために1年前に行ってきたばかりですが、今回は舞台『千と千尋の神隠し』の観覧をメインの目的として再びロンドンへ飛びました。

舞台『千と千尋の神隠し』の公演期間は2024年4月末〜8月下旬と約4ヶ月間ありますが、橋本環奈ちゃんが主演をつとめる5月19日(日)15:00〜の回のチケットを取り、2泊3日で行ってきました。

今回は舞台観覧に加えて、前回の旅行では時間がなく回れなかったシャーロック・ホームズ博物館やトラファルガー広場、ハリーポッター・ショップなどを巡ってきました。ドイツではなかなか食べられない日本食も久々に堪能しました。

本記事では今回のロンドン旅行の概要と、舞台観覧以外の観光スポットの情報などをまとめています。舞台観覧に関しては次の記事に特出ししているのでぜひご覧ください。

前回の2023年の旅行で巡った観光スポット(キングス・クロス駅、グリニッジ天文台、大英博物館など)に関しては、次の記事にてご覧いただけます。

【海外旅行記】イギリス・ロンドン(London) 2023 〜ケルン在住日本人ブログ
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交通手段

今回の日程がドイツでは5月唯一の3連休であったため、また予約したのが約1ヶ月前だったため、フライトチケットはだいぶ値上がりしていました。ユーロスター(Eurostar)の料金もチェックしてみましたが、魅力的な価格ではありませんでした。

最終的には、劇場から一番近いロンドン・シティ空港(LCY)ではなく、郊外にあり少し不便なロンドン・ヒースロー空港(LHR)を利用することにしました。また、費用を抑えるためにヒースロー空港ターミナル4直結のホテルに2泊することにしました(2人2泊朝食付きで€250程度)。

ケルン中央駅からフランクフルト空港(FRA)まではICE(日本でいう新幹線)で移動し、フランクフルト空港ーヒースロー空港間はLufthansa(ドイツ航空)を使いました。帰りもちょうど同じ方法で帰りました。

ICEチケットについては、フライトやICEが遅延しても問題ないよう、同日のどの時間のICEにも乗車可能な片道€30のチケットをフライトチケットとのセット価格で購入しました。直前に予約するのに比べて3分の1程度の金額で済むのでとてもお得です。

ヒースロー空港のターミナル3に到着後、駅までの徒歩移動や電車の待ち時間を含めると、ターミナル4直結のホテルまで30分ほど要しました。ちなみにロンドンの空港内や駅構内のエスカレーターは超高速なため注意が必要です。

ロンドン市内の移動は、トラム(地下鉄)やバスを利用しました。どちらも自前のクレジットカードのタッチ決済でSuicaのように改札を抜けたり乗車したりできるので大変便利でした。ちなみにバスは乗車時のみのタッチでOKです。

また、1日に引き落とされる上限金額が決まっており、たくさん乗った日にはとてもお得に感じました。Bus and tram fares – Transport for Londonによると、現在の乗車料金は1回£1.75、1日の上限が£5.25、1週間の上限が£24.7のようです。

バスは二階建てですが、週末のためか結構混んでいて、座れない人もいたくらいでした。

観光スポット巡り

それではこれから、実際に訪れた観光スポットや見どころを紹介していきます!

シャーロック・ホームズ博物館

今回観光に充てられたのは中日の1日だけだったので、朝から観光を開始しました。

まず最初に向かったのは、朝10時半からの回を予約していた「シャーロック・ホームズ博物館(The Sherlock Holmes Museum)」です。

ホテルの最寄駅ターミナル4からはElizabeth lineが通っていましたが、工事の影響などで30分に1本しかなく、乗車してから発車まで20分ほど待ちました。その後Paddignton駅でBakerloo lineに乗り換え、シャーロック・ホームズ博物館最寄りのBaker Street駅で降車し、全体で45分ほど要しました。

Baker Street駅の壁にはシャーロック・ホームズと思われる絵が描かれていて、さっそくテンションが上がってきました。よく見ると小さいホームズの絵の集合体で描かれており、とてもオシャレでした。

昔から2人とも名探偵コナンが大好きなので、その影響でシャーロック・ホームズにも自然に興味を持つようになりました。名探偵コナンの217番目の事件『ホームズの黙示録』(単行本71・72巻)では、コナンがシャーロック・ホームズ博物館を訪れるシーンも掲載されています。

博物館はBaker Streetの221B番地にあり、駅からすぐでした。

到着すると、オンラインチケット購入済みの列と当日購入の2列に分かれており、当日購入の列には少しだけ列ができていました。

先述した通り、私たちはオンラインで購入済みでしたが、現地のチケット売り場でのチケットの発券が必要となります。『221B』と書かれた入口の隣の『THE SHERLOCK HOLMES MUSEUM』内の奥のレジにてチケットの購入および発券が可能です。また、チケット発券時には博物館の簡易なガイド(パンフレット)をもらうことができ、日本語版も選択できました。

『THE SHERLOCK HOLMES MUSEUM』の看板が掲げられている方は、ギフトショップも兼ねていました。入館時間の10時半までまだ時間があったので、お土産を見て回りました。

シャーロック・ホームズ関連のキーホルダーやゲーム、パズル、クイズ本、本の栞など、さまざまなグッズが販売されており、どれも本当に魅力的でした。クイズ本も初心者向けから上級者向けまで何種類もあり、どれを買うか非常に悩ましかったです。

博物館へは時間通りに入館でき、階段を登って1階(日本でいう2階)に着くと、書斎兼居間に集められました。スタッフが英語で、実際の小説の中でこの部屋がどのように使用されていたかなどを説明してくれました。

名探偵コナンではコナンが居間の椅子に座るシーンがありましたが、実際には展示物に触れることはできませんでした。

次に隣の寝室(写真左手)に全員で移動し、そこでもスタッフによるガイドがあり、ホームズがなぜ壁に犯罪者の写真を飾っているかなどの説明を聞き、理解がとても深まりました。

その後は自由時間となり、2階も見ることができました。2階には小説に登場するアイテムなどが展示されていました。

改装中のためか、残念ながら今回は3階への階段が封鎖されていて登れませんでした。パンフレットによると、3階にはホームズの宿敵モリアーティ教授などの蝋人形が展示されているようです。

ちなみにオンラインチケットの料金は、€12×2人分に予約手数料€1.5がかかり合計€25.5でした。事前にオンラインチケットを購入しておくことで、優先的に決められた時間に入館することができます。

カムデン通り

次に向かったのは、「カムデン通り(Camden High Street)」です。1年前に訪れてとても良かったので、また来てしまいました。メインの目的は終点付近にあるムーミン・ショップです。

シャーロック・ホームズ博物館からカムデン通り内のバス停へは、27番のバスで20分ほどで移動できました。

バスを降りると、早速カムデン通り特有の大きくてカラフルな立体看板が見えてきました。カムデン通りを北上しながら進んで行きました。

幅の広めな歩道が両側にありますが、それ以上に行き交う人々が多く、少し進みにくかったです。中央の道路をあの二階建てバスが行き交っている光景も含め、混雑している感じがとても観光地らしく、気分が上がりました。

カムデン通りでは、衣服やアクセサリー、お土産などのグッズだけでなく、食べ歩きも楽しめます。

カムデン通りの終点(北側)には「カムデン・マーケット(Camden Market)」という常設の市場があり、レストランや露店が立ち並んでいて、軽食で済ませることも、しっかりとした食事を取ることも可能です。

今回はそこまで回りませんでしたが、カムデン・マーケット一帯には、飲食店に限らず衣料品店や宝石店など個性あふれるショップや専門店が多数あるようです。

トラファルガー広場

次に向かったのは、有名かつ歴史ある観光スポット「トラファルガー広場(Trafalgar Square)」です。

トラファルガー広場は、ナポレオン戦争におけるトラファルガーの海戦でのイギリス海軍の勝利を記念して1805年に造られました。ロンドンの中心地にあり、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』のワールドプレミアの会場にもなりました。

広場へはカムデン・マーケット近くのバス乗り場から24番のバスで移動し、30分ほど要しました。

大きな広場には記念碑である高い塔と2つの巨大な噴水があり、大勢の観光客が集っていました。噴水の水はとても清らかで、水の中で2匹の鴨が涼んでいました。

写真からわかるように多くの人々が休んでいたり、記念写真を撮っていたりと、ロンドンの象徴的な場所であることが頷けるとても綺麗な広場でした。

広場の正面(写真右手)に大きく構える建物は国立美術館(The National Gallery)で、ネットの情報によると特別な企画展示を除いて入館料は無料のようです。

その後、昼食のために訪れた丸亀製麺と、2店舗目のムーミン・ショップ、そして今回の舞台観覧の劇場「ロンドン・コロシアム(London Coliseum)」へは徒歩で移動しました。

ちなみにトラファルガー広場とロンドン・コロシアムは目と鼻の先の距離で、広場からロンドン・コロシアムの塔の天辺の地球型オブジェが見えるほど近くに位置します。

【メインイベント】『千と千尋の神隠し』舞台観覧

舞台観覧の詳細については次の記事に特出ししているのでぜひご覧ください。チケットの予約方法や劇場に関する情報もまとめています。後半ではキャスト挨拶の動画もご覧いただけます。

ウェストミンスター橋

最後に訪れたのは、「ウェストミンスター橋(Westminster Bridge)」周辺の観光スポットです。

日本食レストランでの夕食後時間があったので、ビッグ・ベン(Big Ben)とロンドン・アイ(London Eye)が見渡せるウェストミンスター橋に歩いて向かいました。劇場がある中心街から徒歩15分ほどかかりました。

ウェストミンスター橋は広大なテムズ川(River Thames)にかかる大きな橋ですが、名探偵コナン好きな私たちにとっては、なんといっても新一が蘭に告白する場所としての印象が強いです。

また、ロンドン・アイに乗れば、地上135メートルという高所からロンドン市内を一望することができます。

その場でロンドン・アイに乗ることも検討したのですが、1周の所要時間が30分間と長いことと、事前予約していなかったため優先チケットの料金が£50〜60程度と割高だったことから断念しました。次に機会があれば事前予約して臨みたいと思います。

なお、名探偵コナンで合わせて登場するビッグ・ベンや赤い電話ボックスに関しては、前回の2023年の記事にてご覧いただけます。

【海外旅行記】イギリス・ロンドン(London) 2023 〜ケルン在住日本人ブログ
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帰りはWestminster駅から乗車し、Circle lineもしくはDistrict lineに乗り、途中でElizabeth lineに乗り換えてホテルへ戻りました。合計で1時間ほどかかりました。

ショップ巡り

ムーミン・ショップ

今回の旅行では、前回同様、夫婦2人とも大好きなムーミンのショップ巡りもしました。

ロンドンには有難いことにムーミン・ショップが2店舗あり、今回も2店舗とも回りました。ドイツにはムーミン・ショップは1つもないため、新たなムーミングッズを手に入れるとても貴重な機会となっています。

1店舗目のムーミン・ショップは、カムデン通りの終点(北側)のカムデン・マーケット内にあります。

ぬいぐるみを始め、実生活に役立つアイテムも含め、さまざまなグッズがありました。1年前から新しく追加された商品はあまりないようでしたが、ドイツで生活する中で追加で必要になった食器類などを購入しました。

このショップの前に階段がありますが、その上のトイレを無料で利用することができました。元々は有料のようでしたが、その時は無料で開放されていました。ちなみに男女兼用でした。


2店舗目はコヴェント・ガーデン(Covent Garden)というショッピングモール内にあります。実際には先述のトラファルガー広場(Trafalgar Square)の後で訪れました。

1年前に訪れた際にはこのドアが開いていて、階段を登った先にショップがあったのですが、今回は閉まっていました。ドアに書かれている内容を確認すると、改装中のため現在は別の場所で営業しているとのこと。ドアに貼られていたQRコードを読み込んで、仮店舗の場所へ10分ほど歩きました。

着いてみると、仮店舗もそれなりに大きく、しっかり可愛くデコレーションされていたので、安心しました。

こちらのショップでは比較的新しいグッズが増えているように感じました。1年前もそうでしたが、1店舗目にはないグッズも多数見られたので、ムーミン好きな方は両方回ることをおすすめします。

また、ロンドンのグッズはムーミンの生誕地であるフィンランドのムーミン・ショップで販売されているグッズとも多少異なるので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。

ハリーポッター・ショップ

舞台観覧後に、前回の旅行では回りきれなかったハリーポッターのショップや関連施設巡りもしたので、合わせてご紹介します。

最初に向かったのは、ロンドン・コロシアムからすぐ近くのレスター広場(Leicester Square)にあるハリーポッターが箒に乗って飛んでいる像です。

たくさんの子どもたちが順番に親御さんに写真を撮ってもらっており、とても微笑ましかったです。


次に向かった1店舗目のショップは外観からはわかりにくいですが、ハリーポッター専門店といっても過言ではないほどハリーポッターグッズが目白押しでした。地上階はハリーポッターグッズのみが置かれ、1階(日本でいう2階)に他のキャラクターのグッズも少し置いてあるといった感じです。

物語に登場する『百味ビーンズ』を本格的に再現したお菓子もあり、価格も良心的だったので、友人へのちょっとしたお土産にも良さそうです。


2店舗目はショーウィンドウから明らかにハリーポッター・ショップだとわかる外観で、奥に一般的なカバンなども置かれていたものの、ほぼほぼハリーポッターグッズのみが販売されていました。

ハリーをモチーフにしたグッズ1つにしても、アニメキャラのようなハリーやゲームに出てくるようなハリーなど多様な商品が陳列されており、その品揃えの豊富さに驚かされました。


こちらの巨大な建物は最大級のハリーポッター・ショップかと思いきや、近づいてみると舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の劇場であることがわかりました。

バス乗車時にも見過ごせないほどかなり目立つ建物で、建物前にも広めのスペースがあり、たくさんの人が建物と一緒に記念撮影を行っていました。


ハリーポッター関連の聖地と言えば、まずは『9と4分の3番線』が存在するとされるキングス・クロス駅(King’s Cross station)が思い浮かぶかと思いますが、そこは1年前に訪れたこともあり今回は行きませんでした。

今回はハリーポッターに関する常設の施設やショップがいくつもあることを目の当たりにし、本場とは言え、ハリーポッターが生み出す経済効果の大きさを改めて知ることとなりました。

おわりに

イギリス・ロンドンには多くのエンタメが結集しており、ジブリ、コナン、ハリーポッター、ムーミンの全部が大好きな私たちにとっては、本当に夢のような世界でした。

エンタメ施設の充実度やブランドショップの数、電車の正確さなど、都市レベルも東京に近く、住み心地も大変良さそうだと感じました。なにより英語圏なのが良いですね!

ロンドンは天気があまり良くないことが多いと聞いていますが、今回の旅行期間中も大変有り難いことに晴天に恵まれました。

本記事の内容が皆さんが今後ロンドン観光される際の参考になれば幸いです。

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